のん、大阪駅でホームの安全を呼びかける!「のんがいるホームでは危険が及んだことはないです」

女優で創作あーちすとの“のん”(改名前は能年玲奈)(26)が12月6日、大阪駅の時空(とき)の広場で行われたJR西日本のホーム転落防止キャンペーン啓発イベント『”飲(の)ん”だら、気をつけて!』に出席した。

同キャンペーンは毎年夏と冬に実施され、のんは3年連続でイメージキャラクターを務めている。

イベントには、ファンをはじめ約200人が集まった。

のんは駅員の制服姿で登場し、「今日はお集まりいただきありがとうございます。動画やポスターでホームの安全を啓発して参ります」と挨拶。

続けて「お酒を飲んで酔われた時、ホームから転落しないように注意して欲しいという願いを込めて演じました。キャッチコピーは『”飲(の)ん”だら、気をつけて!』です」と話し、自身も出演しているホーム転落防止キャンペーン用のスペシャルムービーを紹介した。

その後は、のんが「4つのお願い」の呼びかけと説明を実施した。

「1つ目のお願いは、お酒を飲んで酔われた状態でホームを歩く時は気をつけて欲しいというお願いです。年末年始は忘年会やクリスマスや新年会とかでお酒を飲む機会がたくさんありますよね。やっぱり皆様には楽しく年末年始を過ごしていただきたいので、電車に乗る時に、ホームを歩かれる時は『”飲(の)ん”だら、気をつけて!』のキャッチコピーを思い出してください」と説明。

「2つ目のお願いは、スマートフォンを見ながらのながら歩きはやめて欲しいというお願いです。電車が来るホームはたくさんの方が一緒に過ごす空間であることをご理解いただき、スマートフォンなどを使用しながら歩くのはやめていただきますようお願いします」と説明。

「3つ目のお願いは、非常ボタンについてのお願いです。ホームから転落した人を見つけた時やホームで人が倒れていることに気付いた時は、ためらわずにすぐに非常ボタンを押していただきますようよろしくお願いします」と説明。

「4つ目のお願いは、列車から降りた際は列車から離れて歩いて欲しいというお願いです。列車から降りた後に階段付近など狭くなった場所を通行する際は、特に注意が必要です。列車が発車する際は点字ブロックまで離れて歩く、または立ち止まって下さい」と説明した。

非常ボタンについては、のんがステージ上に用意された物を使って実演。線路に物を落とした場合は、非常ボタンを押すのではなく、駅係員を呼ぶことなども説明した。

イベント終了後の囲み取材では、ホームの安全について「イメージキャラクターを務める前は、ホームでは自分が前に進むことばかりを考えていたことがあったのですが、今は人が溢れているホームでは、すごい気をつけて見張るというか、私がいるホームでは安全を守らないといけないという使命感がすごくありますね」と話し、「今のところ私が見張っているため、のんがいるホームでは危険が及んだことはないです」と答えて笑いを誘った。

イベントで着用した駅員の制服については「背筋がピンと伸びるというか、すごく気合いが入りますね。普段はこんな制服を着る機会はないので、制服を着て、帽子を被って身なりを正すと、JR西日本のホームの安全を守る立場としても心持ちがすごく定まります」と感想を述べた。

イベントの感想を聞かれると「ファンが集まってくれるのは嬉しいですね。頑張らなきゃって気合いも入ります」と話し、「ファンの方からホームの安全のことも広がっていくと思うので、みんなに拡散していただきたいなと思います」とアピールした。