のん、昭和レトロなキュートな衣装で登場!「女の子としてはとても楽しめました」

映画『星屑の町』の完成披露上映会が1月27日、テアトル新宿で行われ、本作でヒロイン・久間部愛役を演じる“のん”(改名前は能年玲奈)(26)が、ラサール石井(64)、小宮孝泰(63)、渡辺哲(69)、でんでん(70)、有薗芳記(59)、菅原大吉(59)、杉山泰一監督(60)とともに登壇した。

本作は、地方回りの売れないムード歌謡コーラスグループ「山田修とハローナイツ」の悲哀を描く人気舞台「星屑の町」シリーズが、メインメンバー変わらず、ヒロインにのんを迎えて、実写映画化。東北の田舎町にやって来たコーラスグループのメンバーたちに、歌手になることを夢見る田舎娘の愛(のん)が、グループメンバーの加入を直訴してきたことがきっかけで巻き起こる大騒動を描くストーリーとなっている。

のんは、劇中で着用した、昭和レトロなキュートなワンピース姿で登場。「ここまでカッチリと着飾って、メイクもするのが、自分の中で新鮮だったので、女の子としてはとても楽しめました」とニッコリ。

のんが実写映画に出演するのは、2014年公開の『海月姫』以来、6年ぶりとなり「本当に頑張らなきゃと気合が入っていました。でもすごく刺激的で、本当にすごい方々の中に入らないといけなかったので、緊張しましたけど、現場にいれて幸せでした」と心境を語った。

劇中で藤圭子の『新宿の女』の弾き語りに挑戦しており、「本当に難しい曲でどうしようと思ったんですけど、私なりにリスペクトを込めて歌えたらと思って、弾き語りという形になりました。頑張って練習しました。監督からは『弾かなくてもいいよ』と途中で言われましたが、『弾きます』と言ってやってみました」と力強く語った。

劇中で歌われる昭和歌謡については、「素敵な曲ばかりで、詞の世界観が大人っぽいんですが、曲に温かみが有って、すごくかっこいいなと思いました」と絶賛した。

最後にのんは「この映画は、家族間のつながりだったり、仲間とのつながりだったり、すべての人に通じるようなテーマも盛り込まれていると思いますので、家族で観ていただける映画だと思います。家族や親戚とみんなで劇場に来ていただけたらと思います」とアピールした。

映画『星屑の町』は、2月21日(金)より舞台となった東北にて先行公開、3月6日(金)より全国公開。

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