黒島結菜を周防監督が絶賛!「悩める若者が好き」第32回東京国際映画祭『カツベン!』レッドカーペットセレモニー&舞台挨拶!

第32回東京国際映画祭のGALAスクリーニング作品に選出された映画『カツベン!』のレッドカーペットセレモニーと舞台挨拶が10月31日、六本木ヒルズアリーナとTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、同作でヒロイン役を務める黒島結菜(22)が成田凌(25)、永瀬正敏(53)、高良健吾(31)、音尾琢真(43)、渡辺えり(64)、小日向文世(65)、竹野内豊(48)、周防正行監督(63)とともに出席した。

レッドカーペットセレモニーでは、黒島は「初めてお芝居をした時の気持ちを思い出しましたし、スタッフとキャストみんなで大事に作り上げた作品なので、今日皆さんに見てもらえる日が来るのが本当に嬉しいですし、私にとっても本当に大事な作品になりました。是非『カツベン!』を宜しくお願いします!」とアピールした。

同作の黒島の出演は、オーディションで選出された。レッドカーペットセレモニー後の舞台挨拶では、周防監督の作品に初めて出演した感想を聞かれると「周防監督の作品のオーディションに私が受かる訳がないという気持ちになっていたので、オーディションも緊張せずに楽しめて受けることができました。オーディションで出演が決まったという話をいただいた時は、本当に私で大丈夫なのだろうかという不安が大きかったのですが、選んでいただいたからには一生懸命頑張りたいなと思いました」と振り返った。

周防監督は「黒島さんはオーディションの時に『私がこの場にいてもいいのかしら』というような雰囲気を感じました。本当にかわいくてきれいなのに、自分が女優をやるということに疑いを持っていて、女優を一生を賭けてやる仕事なのかもまだ迷っているような本当に真摯に若者らしい悩みというものを感じたんです。そういう佇まいがこの映画の中のヒロイン梅子の人生に重なりました。悩める若い女性という雰囲気がして、それが梅子役をやっていただく決め手になりました。悩める若者が好きなんです!」と絶賛した。

これを聞いた黒島は「あの短時間でそう感じていただいたのが、この作品に出会えたきっかけになったことが、本当に嬉しくて感謝の気持ちでいっぱいです。この作品を通じてもっと自信がつけられるようになったらいいなと思いました」と感謝を述べた。

本作は、映画がまだ音がなかった時代に、活動弁士を夢見る一人の若き青年を主人公に、個性的なキャラクターたちが織りなす、アクションあり、笑いあり、涙ありの、極上エンターテインメント。主演の染谷俊太郎役を成田凌が演じ、黒島結菜はヒロインの栗原梅子(沢井松子)役を演じる。

映画『カツベン!』は、12月13日(金)より全国ロードショー。

©2019 TIFF

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