恒松祐里、『タイトル、拒絶』はお芝居の中で転機になった作品!

第32回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門に選出された映画『タイトル、拒絶』の舞台挨拶が11月2日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、本作でデリヘル嬢の一人まひる役を演じた恒松祐里(21)が伊藤沙莉(25)、片岡礼子(47)、池田大(33)、山田佳奈監督(34)とともに登壇した。

恒松は「こういう単館系の映画を見るのは好きなんですが、出演させていただく機会がなかったです。お芝居で勝負されている世界で、心でぶつかり合っていける人たちをキャスティングしてくださっている中に私が選ばれたということが、すごく光栄なことだと思っています。私のお芝居の中で転機になった作品だと思っています」と喜びを語った。

山田監督は「まひるちゃんは、傷跡を笑いで逃がしていく、難しい役だったので、誰にお願いしようか難航していました。『散歩する侵略者』に出演していた恒松さんのひょうひょうとした、かつ人を見る重みのある瞳が今回の役としてハマるんじゃないかなと思ったのが一番大きかったですね。実際に現場とかでまひるちゃんとして真摯に生きていく様を見て、この人に頼んでよかったなと思いました」と恒松を高評価した。

本作は、山田佳奈監督自身の同名舞台初の映画化にして、長編デビュー作。どうしようもない人生でも生きていかなくちゃいけないデリヘル嬢たちの姿を描いている。主人公カノウ役を伊藤沙莉が務め、キャラの強いデリヘル嬢たちを恒松祐里、佐津川愛美、森田想、片岡礼子らが演じている。