大泉洋、観客に映画の宣伝を呼びかける!「ノルマは1人10人!」

映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』の公開記念舞台挨拶が2月15日、丸の内ピカデリーで行われ、大泉洋(46)、小池栄子(39)、水川あさみ(36)、橋本愛(24)、緒川たまき(48)、木村多江(48)、濱田岳(31)、松重豊(57)、成島出監督(58)が登壇した。

本作は、太宰治の未完の遺作「グッド・バイ」をケラリーノ・サンドロヴィッチが独自の視点を交えたスクリューボールコメディとして「グッドバイ」のタイトルで戯曲化、演出した舞台を大泉洋、小池栄子主演で映画化。戦後の復興期、何人もの愛人を抱えていた文芸雑誌の編集長・田島周二(大泉洋)が、愛人たちと別れを切り出すためにガサツで金にがめつい担ぎ屋・キヌ子(小池栄子)に女房を演じてくれと頼み込むことをきっかけに巻き起こる騒動を描くストーリーとなっている。

偽夫婦を演じている大泉と小池は、本作のストーリーにちなんで思惑が外れて失敗した経験を聞かれると、小池は「映画のプロモーションでたくさんバラエティー番組に出させていただいたのですが、おしゃべりがすぎて映画の印象が残らなかったということを友人から言われました。映画館に足を運んでくださいという気持ちも込めてプロモーション活動をしているのですが、それがマイナス効果になってしまったのではないかと心配しています」と明かすと、大泉は「私がここ5、6年ずっと悩んでいたことです。宣伝に出過ぎて、大泉を毎日観ているうちに『劇場に行かなくてもいいか』になる。ここにいる人たちは、おなかいっぱいだけど、観に来てくれている“勇者たち”なんです」と話して笑いを誘った。

その後、タイトルの『嘘からはじまる』にちなんで嘘をついて大失敗した経験を明かす企画が有り、水川は「極度の方向音痴なんですけど、自信満々に人を誘導してしまって、場所にたどり着けないことがあります」と明かし、橋本は「小さい頃に妹のお菓子を盗んで食べていました。父親のせいにしていて、妹も父親のことを疑っていました。大人になってから『私が食べたんだよね』と白状したら、妹から『10年間お父さんを恨んでいたのに』と言われました」と明かした。大泉は「私はカーリングができると言って、役をもらいました。チームナックスのメンバーと一緒にカーリングができると嘘をつきましたが、役をもらえたのは僕だけでした」と告白して笑いを誘った。

最後に小池は「こういう時は皆さんに広めてくださいと言うべきですが、そこまでは望みません。皆さんとこの時間を共有できたことを本当に感謝していますし、時間を共有した仲間として、この映画が多くの方に支持されるよう祈っていただければと思います」と挨拶。大泉は「ここに集まった皆さんは、我々の仲間です。我々の同志だ。グッドバイ製作委員会の一員ですよ。死ぬ気で宣伝してくれ!ノルマは1人10人!」と観客に呼びかけた。

映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』は、全国で公開中!

映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』

全国公開中!

出演:大泉洋 小池栄子

水川あさみ 橋本愛 緒川たまき 木村多江

皆川猿時 田中要次 池谷のぶえ 犬山イヌコ 水澤紳吾/戸田恵子・濱田岳/松重豊

監督:成島出

配給:キノフィルムズ

©2019『グッドバイ』フィルムパートナーズ